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役員対談

伝統を大切にしながら常に進化していくそういう存在でありたい。

人生の節目に立ち合い心つなげるお手伝いができる存在でありたい

社長

印鑑とは一人ひとりの人生の重要な場面で使われることもあり、その人の価値観や人生が集約されたものです。そのような印鑑という商品を扱う当社はお客様の人生の節目に立ち会い、心をつなげる存在であると考えています。

室長

お客様の節目に立ち会える存在であり続けるには、決して変えてはいけない重要な伝統を受け継ぐとともに、時代に合せて変わっていくフレシキブルさも必要です。企業としての店舗作りも、決して完成はなく、常にお客様にとって最良の形を目指す必要があります。

広告業からスタート。あるきっかけで印鑑の店を開くことに。

社長

当社はもともと広告代理店としてスタートしました。宣伝美術として印刷を中心にしていましたが、商品の開発やデザインから、広報のような仕事まで担当させていただくこともありました。そんな中、あるお客様から「印鑑を扱う店に置かれている回転ケース什器に関して何か考えて欲しい」というご依頼をいただきました。私はまず、当時の印鑑業界について調べてみると、店作りや接客などの面で他の業界に比べ遅れていることが分かりました。そこで当社では、新しい印鑑の店作りを提案し、業界誌に連載を始めました。連載は好評で多くのお問い合わせを頂いたのですが、当社でも理想的な印章店を出そうとという事になり、「平安堂」の1号店を津田沼に出店することになりました。

室長

津田沼店はお客様にご好評をいただき、その後千葉県内はもちろん、埼玉、神奈川、東京都、茨城へと多店舗展開していく礎となりました。そして2004年には、和の心を提案する店として、新業態である「さくら平安堂」を新浦安にオープンしました。「さくら」という名前は、和の心を大切にする我々にとって、日本を象徴するこの花の名前がピッタリではないかと考え、名付けることにしました。

印鑑とは本当に大切なもの。大切な印鑑を扱うためには信頼関係がもっとも大事です。

お客様との信頼関係を築くために重要なこと、それはスタッフとの信頼関係

社長

当社が扱う印鑑は、実は購入されるお客様のものだけではありません。ご両親から授けられたお名前が彫られる大切なものです。そんな大切なものを扱う当社にとって、お客様との間に信頼関係を築くことはとても重要で、そのために当社では、店舗スタッフ全員に大切な印鑑を扱う事に誇りを持って、真心と親切・丁寧・明るい笑顔をモットーに、しっかりとした接客ができるよう心がけております。

室長

そしてもう一つ、私たち経営陣もスタッフと一緒になって信頼関係を築くことを大事にしていかなければと考えています。

私たちが本当に、自慢できること、それは・・・・・・・。

社長

もちろん、当社の中心商品である印鑑部門には多いに自信を持っています。印鑑は日本人にとって本当に大切なものです。決して、中途半端なものや安いからというだけのものをおすすめすることはできません。日本には印鑑の登録制度がありますが、一般に売られている三文判では原則として、実印登録できないのです。当社が販売している印鑑はすべて、彫刻師が1本1本字をつくり彫刻するご注文印鑑であり、日本国内どの市町村でも実印登録できる印鑑です。

室長

印鑑とともに、当社が力を入れているのが年賀状印刷です。もともとが広告宣伝を中心に扱う企業でしたので、デザインや印刷に関しては一日の長があると自負しております。また、今や業界で当たり前となっている「最低印刷枚数の設定」「文章が選べる」といったことは、実は「平安堂」がリードして進めてきました。

社長

当社が本当に自慢したいものは商品だけではありません。「平安堂」という店舗、そして店舗を運営するすばらしいスタッフこそが当社の誇りなので。先程もお話ししましたが、伝統を受け継ぎながら、時代にあった形へ常に進化していく店舗、お客様を第一に考え、日々信頼関係を築くために努力しているスタッフ、この2つがあってこそ「商品」が輝くのだと思います。

これからの私たちがお客様のために目指していく道。

社長

先程もお話ししましたが、日本には国の印鑑登録制度があります。この制度がある限り、印鑑というものが無くなることはありません。しかし最近は街中だけでなく、ネットなどにも安い印鑑があふれています。そこで印鑑を購入される方もいらっしゃると思います。安い印鑑を売り出すのは簡単です。が、お客様の大切なお名前が彫られる印鑑をただ安い価格だから、といった理由だけではすすめることはできないのです。やはりお客様のこれから彫る印鑑への思い、一生つかう印鑑として、印鑑が持つ重要性、そして当社の技術力の高さで、より付加価値のある商品を、店舗スタッフを通してお客様にお伝えしていくことが今後ますます必要になってくるのだと思います。

室長

最近の取り組みとしては印鑑や年賀状以外に、大事な人生の節目である結婚式で使う招待状や席次表など「結婚式印刷物」に力を入れております。結婚式のスタイルも多様化するな中で新たな二人の人生の門出においてはじめに準備をするのが結婚式の招待状なのです。
そのお手伝いをすることで、お式後の挨拶状やギフト商品に、その後お子様が生まれてからと、末永く平安堂とお付き合いして頂けるよう、取り組みを始めています。

社長

今後は印章・印刷物を中心としながらも、お客様の人生の節目に祝い事と平安な生活のための色々な商品やサービスを提供する企業として、一歩一歩前進、やる事は無限にあります。失敗を受けとめながら良い方向へ進んでいければと考えています。